歯のホワイトニング |
歯そのものを白くする場合は、歯の色の状態や患者さんがどのくらい白くすることを希望するかによって、方法を検討しなければなりません。 もし、あなたが歯を削ったり人工物を付けたりせずに、歯そのものを白くしたいなら、まず、専門家(歯科医や歯科衛生士)による徹底したクリーニングをすべきです。 これにより、普段の歯みがきでは取れなかった着色がとれて本来の歯の色を取り戻せます。 さらに、白くしたい場合は、薬剤を使用したブリーチング(漂白)をします。 一般的にはこのブリーチングがホワイトニングと呼ばれています。 ブリーチングにはオフィスブリーチングとホームブリーチングがあります。 歯の状態と患者さんの希望により、いずれかのブリーチングか両方のブリーチングを施術します。 |
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●オフィスブリーチング |
歯科医院で行う歯の漂白をオフィスホワイトニングといいます。 ホームホワイトニングで使用するものより強めの薬剤を使い、光を当てて薬剤を活性化させます。 治療は1回40分程度で、必要に応じて複数回、施術します。 短時間で白くしたい方や、より白くしたい方向きの治療方法です。 |
オフィスブリーチングの術前 |
オフィスブリーチングの術後 |
●ホームブリーチング |
オフィスホワイトニングに対し自宅で行う歯の漂白をホームホワイトニングといいます。 自宅でマウスピースを利用し2時間程度、薬剤をつけます。 希望する歯の白さによって異なりますが、通常は2週間ほど毎日行います。 |
ブリーチングをする場合のご注意 |
・知覚過敏がある方は、より凍みやすくなる可能性があります。 漂白しやすい色と漂白しにくい色があります。 ・着色を薄めていく方法ですので、さらに白い歯を希望する場合はセラミックを利用する方法をお勧めします。但し、この場合、歯を削る必要があります。 ・当院では、なるべく新鮮な薬剤で施術するために、原則として患者さんのお口を拝見して、ブリーチングの施術が確定してから、薬剤を購入します。 |
歯肉のメラニン除去 |
歯肉の黒ずみでお悩みではありませんか? 多くのケースでは歯肉にメラニン色素が沈着していることが原因です。 メラニンを除去することにより、きれいなピンク色の歯肉に回復することが可能です。 |
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歯ぐきが黒くなるメラニンとは? |
メラニンによって歯肉の色が褐色に変化してしまうことをメラニン色素沈着と言います。 メラニンは、上皮基底細胞層に散在するメラノサイトで正合成され、付近の基底細胞質内に顆粒状の褐色色素として沈着します。 歯肉にメラニン色素が沈着する原因は喫煙や口呼吸などが関係しています。 |
歯肉のメラニン除去法 |
当院では炭酸ガスレーザーを使用しメラニン色素を除去します。 麻酔をしなくてもあまり痛みがなく除去できます。 1回でもピンク色のきれいな歯ぐきになりますが、必要に応じて複数回に分けて除去していきます。 |