光が丘秋の陽小学校で歯みがき指導 |
投稿:箭本 治 |
久しぶりのコラムです。 9月10日(水)に私が学校歯科医を担当している光が丘秋の陽小学校で歯みがき指導が行われました。 今回の指導は4年生各クラスを順番に行い、初めに光が丘保険相談所の歯科衛生士さんがパワーポイントで講演をしました。 内容は歯の役目、むし歯はどうしてできるの?前歯・奥歯、おやつの食べ方、歯ブラシの当て方、フッ素入り歯磨き粉、糸ようじの使い方等です。 写真などを見ながらの授業はインパクトがあるようでしたし、普段とは違う先生が話をするのは緊張感があるようで、どのクラスの児童もみんな集中して話を聞いてくれました。 意外だったのは、糸ようじ(デンタルフロス)を使用している児童が予想外に多かった事です。 自分たちが子供のころは、糸ようじ(デンタルフロス)などを使用してる児童はほとんどいなかったことを思うと、信じられない反応でした。 ところが、その後、歯垢を染出しをしてみると、多くの児童の前歯に歯垢が多量についた状態でした。 あれ?と思って、よく口の中を見てみると、奥歯のほうがよくみがけていました。 子供たちにとって前歯の歯みがきは思ったより難しかったようです。 今回の体験授業が、子供たちにとって記憶に残る授業となり、子供たちが自分の健康について考えるきっかけになればと思います。 この授業の様子は光が丘秋の陽小学校のホームページに掲載されています。 |
2014年9月15日(月) |
学校巡回歯科保健指導 |
投稿:箭本 治 |
今週、練馬区では区立小学校を対象に公益財団法人ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士さんによる学校巡回歯科保健指導を行っています。 私は昨日(24日)その巡回指導に同行し、歯科衛生士さんたちの案内をしました。 午前中の2校時、3校時は光が丘春の風小学校、午後の5校時は光和小学校を巡回しました。 光が丘春の風小学校では4年生がクラス毎に、ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士さんや歯科校医の関東先生の指導の下、自分の歯の観察や歯垢染色液を使用して歯のみがき方の勉強をしました。 皆、鏡を見ながら集中して取り組んでいました。 光和小学校は歯科校医の岩田先生同席のもと、3年生が全クラス集まり、ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士さんからお話を聞き、歯みがきの仕方を教わりました。 その時スクリーンに映された動物の歯の形や、顕微鏡で見たお口の中の細菌の様子は、子供たちにとって、新鮮な驚きだったようです。 どちらの学校の子供たちも真剣なまなざしで、授業を受けており、子供たちにとって、印象に残る授業になったのではないかと思います。 この授業の様子は光が丘春の風小学校のホームページの学校日記でも紹介されています。 |
2014年6月25日(水) |
第71回学童歯みがき大会 |
投稿:箭本 治 |
6月4日から6月10日まで「歯と口の衛生週間」です。 歯と口の健康を考える1週間になりますが、今日は歯科医師会館(市ヶ谷)で学童歯磨き大会が開かれました。 本大会は小学生に歯を口の健康をに関する「気づき」を与え健康意識を目的に、毎年開催され今年で71回を迎えます。 現在はインターネットのライブ配信で国内はもとよりアジアの小学生も在校のまま参加できる大会となっています。 私が歯科校医としている勤務している「秋の陽小学校」でも5年生が今年初めてインターネットで参加することになりました。 秋の陽小学校では初めての参加だったのですが、PCでうまく受信できませんでした。しかし、スマホを利用するという関川校長先生の気転により、何とかインターネットのライブ配信の動画を見ることが出来ました。 今回は歯と口の健康教室として歯肉炎をテーマにした勉強をしました。 小学生の児童にとってむし歯の話は今までよく聞いていたかもしれませんが、歯肉の話は少しピンと来なかったかもしれません。 しかし、これをきっかけに歯肉にも目を向けていただければと思います。 下の写真は秋の陽小学校の児童が参加している様子です。 |
2014年6月4日(水) |
春が来た |
投稿:箭本治 |
4月になり、新年度も始まり新しい息吹を感じます。 私が歯科校医をしている光が丘秋の陽小学校も4月7日(月)に入学式が挙行され、ピカピカの一年生が入学してきます。 明日は天気もよく、桜の花も満開で新入生の出発にふさわしい一日になることでしょう。 正直、自分自身の小学校の入学式はあまり覚えていませんが、小学校から大学まで、よき友に恵まれたと思います。 新一年生も多くの友達を作り、たくさん遊び、たくさん学び、たくさん笑って、充実した学校生活を過ごされることを願います。 光が丘にはたくさんの桜が咲きいています。 せっかくですから、桜の写真をアップします。 ![]() |
2014年4月6日(日) |
雪国東京 |
投稿:箭本 治 |
上の写真はどこの雪国でしょう? 実は本院の南側の窓からの景色です。 本院の南側は練馬区田柄の北野神社に隣接していて、写真は窓から見た社です。 眺めている分には幻想的でいいのですが、外に出ると大通りも圧雪路で、車もおっかなびっくり走っていました。 けが人が多かったのか、救急車も頻繁に見かけました。 診療所の前の道で、バスの後ろから救急車が近づいたため、バスが停止すると、救急車は「追い越しをしたくないのでそのまま走ってください」と呼びかけていました。 確かに、こういう日は轍を外したくないですよね。 今日は土曜日だったので、まだよかったですが、平日だったら、さらに混乱したことでしょう。 東京は本当に雪に弱くて、雪国の人が見たらあきれられそうです。 子供たちにとっては楽しい週末になるかもしれませんが、雪かきせねばとを思うと気が重いなぁ〜。 |
2014年2月8日(土) |
浅草 |
投稿:箭本 治 |
2月2日に出入りの業者の歯科医療器材の販売展示会のために浅草へ行ってみました。 医療器材の入れ替えを検討していた機材の購入を決めた後、久しぶりに浅草寺付近をぶらぶらしてみると、意外に観光客が多かったです。 ちょうど春節にあたるため、中国からの観光客も多かったようです。 名物になっている人力車も以前より多くなっているようで、乗ってみたい気もしましたが、ちょっと気恥ずかしいので諦めました。 又、近くにはスカイツリーもあり、なかなかの迫力のある景観で、スカイツリーをバックに記念写真を撮っていた人も多かったです。 昼飯を食べようと思ったのですが、仲見世通りの有名店は軒並み列を作っており、結局、少し離れた「駒形どぜう」に行ってみました。 趣のある建物に入ると、畳の上に板を置いてそれをテーブルにしてあり、ちょっと驚かされました。 これは創業以来の入れ込み座敷というそうです。 「どぜうなべ」と「柳川なべ」をおいしくいただきましたが、今風の料理に比べると結構味が濃かったです(私は好きですが)。 普段東京に住んでいるとはいえ、行動範囲があまりにも限られているので、たまには都内の散歩もいいなと感じた一日でした。
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2014年2月8日(土) |
練馬区歯科医師会の事業 |
投稿:箭本 治 |
昨日は練馬区歯科医師会の予算決算特別委員会に出席しました。 予算決算特別委員会は、練馬区歯科医師会の総会に諮られる議案等をより良いものにするために事前に協議をして、総会をスムーズに進めるための委員会です。 今回は26年度の事業計画案について協議いたしました。 練馬区歯科医師会の主な事業は区民の皆様に対する様々な歯科保健事業です。 例えば、保健所や保険相談所で行う1歳6か月健診、3歳児健診、歯科診療所で行う成人歯科健診、妊婦歯科健診といった健診事業、又、練馬区役所で行う障がい者歯科診療、区民公開講座などがあります。 又、歯科医師会会員は上記の歯科保健事業以外にも様々な研修会をを行い医療人としての研鑽を積んでいます。 学会では深く専門分野について学びますが、歯科医師会で行う研修会、非常に幅広い範囲を網羅しています。 前回のコラムの糖尿病の研修会も練馬区医師会等と連携した研修会です。 これらの研鑽をつみながら、私たちは自らの診療所や地域に出て、日々歯科治療や予防指導しております。 練馬区歯科医師会の活動の詳細は練馬区歯科医師会のホームページをご覧ください。
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2014年2月1日(土) |
糖尿病 |
投稿:箭本 治 |
先日、練馬区歯科医師会館において菅原正弘先生による「糖尿病」の講習会に参加いたしました。 厚労省による平成19年の調査によると糖尿病が強く疑われる人が890万人、糖尿病の可能性を否定できない人1,320万人で合計2,210万人と推定されるそうです。 つまり、日本人の5分の1が糖尿病の可能性ありということになります。 糖尿病の合併症として代表的なものとして、失明の危険がある網膜症、人工透析が必要になってしまう腎症、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなくなるような神経障害があります。 特に、腎症による透析患者の増加は深刻で、日本透析医学会によると慢性透析患者数が2012年には30万人を超えており、世界中の透析患者の2割が日本人だというお話には驚かされました。 そして透析導入の原因疾患の半数近くが糖尿病であるという資料が示されました。 また、糖尿病に罹っている患者さんは様々な病気も併発しているため、糖尿病が原因の透析患者さんは5年で約半分の方が亡くなり、15年では9割近い方が亡くなっているそうです。 今回、歯科医師会で糖尿病の講演があったのは、糖尿病が歯周病(歯槽膿漏)にも関連が深いからです。 糖尿病は、先ほどの3つの合併症だけではなく、様々な病気を引き起こしますが、歯周病も糖尿病の合併症の一つです。 糖尿病は体の抵抗力の低下を引き起こし、血流も悪くし、さらに唾液の減少を引き起こし、それらにより歯周病を悪化させることになります。 従って、歯周病が悪化している患者さんは糖尿病でもある可能性があるので、歯科医師も患者さんに糖尿病の検査を勧めてほしいという趣旨のお話がありました。 又、近年は歯周病が糖尿病を悪化させる可能性があるといわれており、我々歯科医師としては全身の健康を守る意識を持って歯科治療に取り組まなければという思いを強くいたしました。 現在、日本人は世界トップクラスの長寿国です。 しかし、これからは単なる寿命ではなく、自立して生活できる健康寿命を伸ばすことが重要と考えられています。 そのためにも、糖尿病予防は重要な課題と言えるでしょう。 |
2014年1月30日(木) |
新年を迎えて |
投稿:箭本 治 |
今更ではありますが、明けましておめでとうございます。 それにしても、昨年末から寒い日が続きますね。 この時期怖いのは、インフルエンザですが、日常生活でできるインフルエンザの予防として、「栄養と休養を十分取る」「人込みを避ける」「適度な温度と湿度を保つ」「外出後の手洗いとうがいの励行」「マスクの使用」が挙げられます。 又、給食後の歯みがきをしているクラスではインフルエンザによる学級閉鎖が少なかったという統計も出ています。 幸い都内でのインフルエンザは現在それほど流行はしていないようですが、油断は禁物です。 他に、この時期流行が懸念されるのはノロウイルスですが、東京都感染症情報センターは昨年の49週(11月25日〜30日)に警報基準を超えたという発表をしており、51週(12月16日〜22日)の患者報告数は定点あたり29.4人で、過去10年間で最も多くなったそうです。 ノロウイルスの予防はこまめな手洗いと食品の十分な加熱だそうです。 お互い気を付けたいものです。 12月12日(木)診療所をお休みさせていただき、練馬区学校保健大会に実行委員として参加しました。 私は受付を担当していましたが校医や教員だけでなく児童生徒の保護者の方も多数参加して頂き、学校保健の関心の高さを実感しました。 大会では練馬区学校薬剤師会の金子雅恵先生が「教室の空気環境を考える」をテーマに研究発表されました。 換気が児童生徒のインフルエンザ等の予防や学習能力の向上にもつながるとの指摘をされ、窓を開ける自然換気でも充分効果があると仰ってました。 近年は密閉された家屋が多いですが、健康のためにも換気にもっと気を使わなければ痛感しました。 特別講演では千葉大学教育学部教授の藤川大祐先生が「ケータイ依存からわが子を救う」というテーマで講演されました。 ケータイはいわゆるガラケーからスマホに変わり、使用目的が電話からインターネット、メールその後ツイッター、フェイスブックそしてラインへと目まぐるしく変化してきています。 ますます便利になる一方、トラブルも次々と生じています。 その都度、対策が立てられますが、いつまでたってもいたちごっこのようです。 結局はケータイの適切な使用方法、リスクをしっかり児童生徒に伝えることが重要と思いました。 又、今日のような情報社会だからこそ、その多くの情報ツールを有効・有益に使用するために、人としての倫理(モラル)を学ぶべきではないかと感じました。 最後に、今年も、こつこつと歯科医療に邁進したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 |
2014年1月15日(水) |
歯の治療は師走のうちに |
投稿:箭本 治 |
とうとう、師走になってしまいました。 暑い暑いと思っていたら、あっと悠馬に秋が過ぎ、冬が来た感じです。 クリスマスセールも始まり、街も年末の装いとなっています。 私もそろそろ年賀状の用意もしなければと、今日は住所録の整理をしていました。 今年は、喪中の手紙も多く、ちょっとさみしい気分です。 先日、バラエティー番組で某女性タレントがヒマラヤのマナスルに登山してましたが、無事、登頂出来たのは何よりです。 しかし、途中で歯痛のために、前歯を抜く羽目になったのはお気の毒でした。 高所で気圧が低くなると、むし歯が痛くなることがあります。 これは、高地の登山の場合だけでなく、飛行機に搭乗していても、起こり得るといわれています。 年末年始に海外に行かれる方もいると思いますが、くれぐれもしっかり歯を治してからにしたほうがよいでしょう。 |
2013年12月1日(日) |