新年度 |
投稿:箭本 治 |
年度末は、気忙ししくコラムも中断しているうちに、4月になってしまいました。 やはり、毎週コラムを更新するのは、 ものぐさな私にとっては無理があるようです。
東京の桜も満開から2週間経ちましたが、皆さんはお花見に行かれたでしょうか? 診療所のそばの光が丘公園の桜も散り始めていますが、私は桜は散り始めが一番好きです。 それにしても、4月になってから天気が悪く、花吹雪とはいかず、ちょっと残念です。
新年度は、進学や新社会人へとスタートの時期です。 日々の診療や日常に追われ、なんとなく過ごすことが多くなっている今日この頃ですが、この時期ぐらいは新たな気持ちを持ちたいものです。
NHKの「八重の桜」で会津藩の藩校である「日新館」が出てきますが、私の母校の山梨県立甲府第一高等学校にも「日新鐘」というのがありました。 「日新」の語源は中国の古典である四書の一つ「大学」に記されており、殷王朝の創始者である湯王が使っていた洗面器に刻まれていたそうです。 湯王は、毎朝使用する洗面器に「苟(まこと)に日に新にせば、日日に新に。又日に新たなり。」と刻み、自らを戒めたといわれています。 これは、一日自分を新しくすることに努力した後は、次の日も新たにし、さらに毎日新たにしていく、という意味だそうです。 つまり、日々、新しくしようとする努力を続けて、さらなる進歩を目指せ、という意味が込められていると思います。
「日新」・・・よい言葉ですね。 |
2013年4月2日(火) |
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