悲しい出来事 |
投稿:箭本 治 |
今日、警察署から電話があり、2か月程前に亡くなり、本日発見された方が、本院の患者さんらしいので、診療記録などと照合して、確認してほしいと連絡がありました。 診療後、警察署に行き、カルテや口腔内写真などと照合すると、確かに本院の患者さんでした。 本院に定期健診にいらっしゃってから、数日後に亡くなられたと聞き、非常に驚きました。 一人住まいの方なので、発見が遅れたそうです。 本院にいらした時は、体は少し不自由そうでしたが、元気にお話をされていたので、非常に残念です。 本院にいらしている患者さんの中には、他にも一人暮らしの高齢者の方が大勢いらっしゃいますが、今後、そのような不幸が起きないことを願うばかりです。 今回、私に出来たことは、亡くなられた方の身元を明らかにすることだけでしたが、それが少しでも供養になればと思います。 以前も、身元不明者の口腔内検査を行なったことはありますが、いつもご遺体を前にすると悲しい気持ちになります。 東日本大震災の時、歯科医師会は亡くなられた方の身元確認のために、会員を派遣しました。 私も参加登録はしましたが、行くことにはなりませんでした。 今後も、歯科医師をとして、今回のような事態には協力を惜しみませんが、都会の真ん中で、ご遺体の身元が分からないような事が起こらないことを祈ります。 |
2013年1月8日(火) |
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