平成24年度学校保健統計調査の速報 |
投稿:箭本 治 |
ついに1週間以上コラムが中断してしましました。年が明けて、何かと気忙しくなり、つい書きそびれてしまいました。反省m(._.)m近年、子供たちのむし歯が減ったといわれていますが、平成24年度学校保健統計調査の速報が12月25日、文科省より公表されていました。 それによると、30年前の親の世代が小中高生だったころ、むし歯の子供が90%以上だったのが、24年度の小中高生のむし歯になっているのは50%前後となっていました。 私が学生の頃は、大学の小児歯科の予約は何か月も先にならないととれませんでしたし、それ以前は、むし歯の洪水と言われていたようです。 しかし最近、少し心配な子供たちが増えてきています。それは、スポーツ飲料を含む清涼飲料水による酸蝕症や、それに伴う白濁したむし歯を持った子供たちです。 以前は、スポーツを飲むときは水を飲むなと言われていましたが、今は、脱水症状の知識が広まり、積極的に水分を摂取するようになりました。しかし、スポーツ飲料はそれだけで歯を溶かすくらい強い酸性であり、多量の砂糖を含んでいます。 確かに、厳密には脱水症状を防ぐためには、塩分の補給は必要ですが、小中学生ぐらいのスポーツでしたら、真水でも十分です。ミネラルを補給するなら、麦茶でもいいくらいです。ましてや、強い酸性や、糖分などは全く必要ありません。これらが含まれている主な理由は好まれやすからではないかと思います。 又、酸蝕症やむし歯だけではなく、清涼飲料水を日常的に飲むことによる「ペットボトル症候群」も心配です。 これは清涼飲料水の飲みすぎにより、若年者にもかかわらず生活習慣病(いわゆる成人病)になってしまう子供たちのことです。 スポーツ飲料は必ずしも体に良いわけではありません。清涼飲料水は確かにおいしいですが、ほどほどにしましょうね。 |
2013年1月23日(水) |
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